各地で花火大会が開催されていますね。
夏の夜空を彩る大輪の花火は、光も音も豪華そのもの!
それとは対照的に、静かで儚い光の「線香花火」は、どこか切なさを感じるというか、なんとも言えない風情があって、まさに大人の花火のような気がします。
そんな、線香花火。 火が点火して消えるまでに、4段階の美しさがあるのをご存知ですか?
火の移り変わりを【お花】に例えているんです。
点火直後の赤い火の玉の状態は「牡丹(ぼたん)」。
次に、パッパッと威勢よく火花が飛び散る最盛期の状態を、松の葉っぱにみたて「松葉(まつば)」。
松葉のあと下火になってきて、火花が長く散る様子を「柳(やなぎ)」。
最後に、火花がちょろちょろと散って、火の玉が落ちる寸前の状態を、散ってゆく菊の花にみたて「散り菊(ちりぎく)」。
わずか0・1グラムの火薬に、「わびさび」そして「起承転結」の物語が入った線香花火は人生そのもののようですね。
まさに日本の伝統芸術!
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