12月7日は、二十四節気のひとつ、「大雪(たいせつ)」です。
徐々に日差しが弱まり、寒さが深まって 熊などの動物が冬眠に入る頃とされています。
また、色鮮やかな紅葉シーズンも終わって、 標高の高い山では、まとまった雪が降るようになります。
こうした寒々しい冬山の様子を表した季語に、
「山眠る」があります。
山が、気温の低下とともに活動を低下させ、次にくる春を静かに待つ、という意味。
私たち人間が、次の日を元気に迎えるために、睡眠が必要なのと似ていますね。
ほかにも、季節ごとに、山の様子をあらわした言葉があり……
春は、花々が咲き誇り笑っているようなので、「山笑う」。
夏は、山が青々として、汗をかいているようなので、「山滴り(したたり)」。
秋は、赤や黄色の紅葉でお化粧をしているようなので、「山粧う(やまよそおう)」。
どれも、本当に上手に四季折々の山の表情を例えています。
師走はなにかと忙しいですが、自然の移り変わりを感じるゆとり持ちたいですね。
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