暖かくなったかと思えば、また寒さがぶり返す……
春の天気の特徴ですね。
こういう気候を「寒の戻り」と言ったりしますが、
寒の戻りは、季節ごとにいろいろな呼び方があります。
2月中旬から3月の冷え込みは、
「寒の戻り」のほかに「余寒(よかん)」。
4月の桜が咲く頃、お花見に行って”寒い”日がありますが、
この頃の寒さは桜の花になぞらえて
「花冷え(はなびえ)」と言われています。
そして、桜の季節が終わり緑が美しい新緑の5月
時折、若葉も震えるような冷たい空気に覆われる寒の戻りを
「若葉寒む(わかばざむ)」。
また、北海道では、5月下旬頃の寒さを、
この時期に満開になるライラックの花の別名にちなんで
「リラ冷え」と呼んでいます。
さらに季節が進み、6月から7月になると、
日本列島は本格的な雨の季節になります。
この頃の寒さは一般的に
「梅雨寒む(つゆざむ)」と言います。
どれも日本らしい、美しく繊細な言葉。
昔の人は、季節の植物になぞらえて寒さを表現していたんですね。
寒暖を繰り返すのは、本格的な春に向かっている証ですが
体調にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいね♪
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