秋も深まってきましたね。
秋の朝というのは霧がかかることがありますが、『霧』は秋の季語です。
秋に発生することが多いからなのですが、きょうはそんな霧にまつわる美しい言葉を3つご紹介します。
・霧の香と書いて、『霧の香(きりのか)』。
香とっても、実際に霧の香りがするわけではなく、秋の澄み切った空気の中を霧が立ちのぼっていく様子を「お香の煙」に見立てた言葉。
・『細小波(いさらなみ)』。
漢字で、細い小さい波と書くのですが、大海原のような空をたゆたうように動いていく霧を小さな波に例えた言葉。
『霧の香』も『細小波』も風情がありますよね。
・『嘆きの霧(なげきのきり)』。
これは、、、実は本当の霧のことではなく、「ため息」を例えた言葉。
悩みがあって心に立ち込めた霧が、ため息として外に出ていくさまを言います。
古代の人々は、ため息が霧になると信じていました。 霧が出ると、どこかになげいている人・悲しい人がいると思ったようです。
霧が発生した時は、見通しの悪さには注意が必要ですが、こんど霧に遭遇したら、この美しい日本語を思い出してみてください♪
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