このところ、朝晩は秋めいてきましたが、
ちょっと「秋」という言葉について考えてみませんか?
「秋」という漢字は、『禾偏(のぎへん)』に『火』と書きますが、
この「秋」という字の語源を調べて見ると、
「空」、「収穫」、「草木」の3つの「あき説」がありました。
1つ目、「空」から由来している説。
秋は、湿気をたくさん含んだ夏空から、
湿気が減って、高い雲や遠くまで見渡せる澄んだ空になります。
そこで、「明るく澄んだ空、空の色が『あきらか』になる季節だから」という説。
2つ目は、「収穫」に由来する説。
秋は、穀物などの食物がたくさん実る、実りの秋ですね。
この「飽き満ちるほど食物が実る季節」ということから、
飽き満ちるの「あき」からきたという説。
最後3つ目は、「草木」説。
秋は、葉っぱなどが赤や黄色に染まる、紅葉の季節。
その「赤色・あか」が転じて「秋」になったという説です。
9月に入り、毎日せわしなく過ぎていきますので、たまにはちょっとゆとりを持って、秋について考えてみるのも良さそうです。
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